色々あったな……(´<_` )
部屋を片付けていると、返されたものらしき7年前の履歴書やその書き損じが大量に出てきた。当時22歳。
新卒でも経験者でも何でもなくて、大学を卒業してからの職歴が半年くらいの販売業(バイト)だけとか、志望動機が「Webサイトに関する仕事がしたい」だけとか(笑)。若かったとはいえ、最初の会社はよくあれで雇ってくださったなと思う。
他の職種を含めて20社ほど受けて面接まで行けたのは2~3社、採用通知をもらえたのはその1社だけ。それも、落ちたと思って「もう一回応募させてください!」みたいなことを言ったからだろうな(^^;) メチャクチャだわ。
これでも結構しんどかったので、就職難で何十社も受けてことごとく落とされる精神的ダメージは想像したくもない。
採用関係の仕事をやることになったので、当時のことや転職時のことを思い出すことが増えたのだけど、これまで受けてきた中で応募時の対応がまともだった会社は少なかった覚えがある。
自分は今のところ応募者と連絡を取るくらいで、面接まですることになるとは思わないけど、されて嫌だったことはしたくない。
○応募しても返事が来ないまま終わり。
これが大半だったけど、Web関係の会社はまだマシだったように思う。
○応募から2ヶ月後に不採用通知。
返事があっただけマシ?
○いつまでも返事が来ないので電話で問い合わせてみたら鬱陶しそうに対応され、10分後に不採用メール。
これがあって、必ず返事をもらえる訳ではないことを学んだ。
○面接が終わると履歴書をひらひらさせて「これどうします?」
落ちたのね。
○「結婚のご予定は?」
聞きたい気持ちはわかるけど、いざ聞かれるとなんかやだ。
面接に持って行く履歴書は今はPCで作成しても問題ないようだけど、当時はまだ一般的ではなかったので手書きだった。
使い回しのきかないあれをどんな気持ちで書いているか、一枚書き上げるのにどれだけの神経を使うか。採用する側にとってそんなことは重要ではないけど、それをぞんざいに扱うような採用担当にはなりたくないと思う。
それにしても、Web応募ではまず履歴書と経歴書を送っているのに、面接にまたそれらを持って行かないといけないのはなぜだったのだろう……面接時に印刷するのが面倒だからかな。
また、女性は寿退社や産休・育休のことがあるので結婚の予定を聞きたい気持ちはわかるけど、労基に言われると困るのでストレートに聞けないのもわかるけど、なんだかね……女性はめんどくさいんだよね、と言われているようで……。
今の会社に入る時に「5年後10年後どうなっていたいか」という質問があったけど、それにはこの質問も含まれていたのだろうなと今になって思う。ごめんなさい、見当違いの返答をした覚えが\(^o^)/
結婚して辞めるという選択肢が最初からなかったので、どんな技術者になっていたいかという話かと思った。もちろんそれもあるだろうけど。
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採用する側は、言い方は悪いけど多くの応募者をふるいにかける形になるので、全員に丁寧に対応するのは面倒と感じるだろうし「雇ってやる」という意識にもなりがちだと思う。でも追い詰められている人はともかく、どこに行っても困らないような人は同じように会社を見て選んでいる。私はいつも前者だったけど(笑)。
また、その時いらないと思った人でも適当な対応をするのは良くない。世の中は意外と狭いので、「我が社に必要とされないような人間一人に何を思われたところで問題ない」と思っているときっと痛い目に遭う。
「この世は弱肉強食、情けは無用」で片付けてしまうのは簡単だけど、それだと人として大切なものを失ってしまう。
会社にいることに慣れるとどうしても会社サイドの見方に偏ってしまうけど、応募者としての経験やその時の気持ちを忘れることなく、応募者に向かい合っていきたいと思う。
というか忘れるに忘れられないけど……(´ω`;)