友達と言えるというかそう思っているのは夫を含めて3人です _ ■●_
先日、その数少なすぎる友人の一人である、高校時代の友人と食事に行ってきた。
世代を越えた部活の集まりが年に一度あり、私は去年から参加していて、その子とは今年の集まりで11年ぶりに再会した。
その時は時間がなくてあまり話せなかったので、今度二人でご飯行こう!と約束を取り付けた。
その子はSNSもやっていないし、特に普段からやり取りしていたわけでもないけど、会うと昔と全く同じように話せて盛り上がれる。
また、昔からお互い変にプライベートに踏み込まないというかデリケートな話はしない。二人とも女子会のようなノリは苦手だし、それが一番心地良い。
どんな話でも積極的にできるのが友達でしょ!と言われるかもしれないけど、私はそもそもそういう話があまり好きではないので出てこない。ガールズトークがメインのコテコテ女子とは価値観や人生観が全く違い、普通に話すことはできたけど、やっぱり歳を重ねていくとそれが原因で疎遠になった。
今回改めて、私にはガールズトークより仕事の話だと思った。普通でない自分にとって女性独特の話は正直しんどいし、色々突っ込まれるのは嫌だ。そんなことより、自分の知らない他業種の話を聞く方が100倍わくわくする。
私にとって仕事は仕事で趣味ではないけど、やっぱり「仕事」そのものが好きなのだと思う。
その子とも今後どうなるかはわからないけど、似た者同士なので上手くやって行ける気がしている。少なくとも「こういうことを話すのが普通」と言わんばかりにデリケートな話題をガンガン振られたり、自分の価値観を押し付けられたりすることはないので疲れない。そう、疲れない。大事なことなので2回言った。
程良い距離で程良い気遣いで、素で話せて一緒にいて楽しい。何でも気兼ねなく相談したり愚痴ったりできる仲というわけではないけど、ほっと一息つけるような存在。私にとって友人とはそういうものだったりする。意見を戦わせたりするのは夫だけで十分。
まあ、自分にとって都合の良い存在と言ってしまえばそれまでだけど、極端な話、大切な人なんてみんなそんなもんだしねε- (´ω` )
向こうもこちらをそう思ってくれているならありがたいし。
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余談。過去に「親友だから」という理由でこんなことになったりした。
私は単に付き合いが長く話しやすいというだけで、親友とまでは思っていなかったのだけど……。
以前いた会社で「実はお金がなかったんだよー今日でみんな解雇ね☆」などということがあったその日に、幼馴染から入籍報告と式へのお誘いがあった。奇しくも、私と夫の記念日の前日だった。
もうそれどころではなかったし、元々お給料もその辺のバイトより少なく、生活でいっぱいいっぱいでご祝儀なんてとても出せない。でも「ごめんちょっと無理(こんな言い方ではないけど)」と言うと、「もっちゃんにはどうしても来てほしい! 式は半年後だしそれまでに何とかなってるかもしれないから、毎月元気になってるか確認のメール送るね☆」。
そんなことを言われた時点でより行く気をなくしたのだけど、どちらにしても全然何とかなっていなかったので、再度「やっぱり無理」と断った。なのに「どうしても諦めきれなくて」と招待状が届く。
いい加減しんどくなってメールアドレスを変え、欠席で返信したものの、さすがに何もしないのもどうかと思い、新住所宛にお祝いの品を贈った。すると手紙が届いて「お祝いをくれたってことは元気なんだね」という意味のわからないコメント。そのまま放置していたある日、また手紙が届いて「子どもが産まれたの! 抱いてあげてね☆」。
さらに放置していたところ、祖母が亡くなった時にその子の母親が家に来て、祖母の亡骸の前で「元気?」「○○(その子の名前)が心配してたよ」「手紙届いた?」「式来てくれなかったーって言ってたよ」……親子揃って、もう勘弁してという感じ。
自分が気が合うと思っている友人はまずこういう思いやりのない行動は取らないし、素直にお祝いできるのだけど……。
子どもの頃にいじめられていたとはいえ、大人になってからはだいぶ落ち着いて、それなりに良い付き合いができていると思っていただけにショックだった。
人の根本部分はそうそう変わらないということを実感した出来事だった。