PERSONA3 THE MOVIE #1 Spring of Birth

 世間がかぐや姫の話題で持ちきりの中、影の薄いペルソナ3の第1部を観てきた!できれば普通にアニメ化して欲しかったけど、これはこれで良し。
 公式サイトがおしゃれなのでサイトだけでも必見!(笑)

 梅田ブルクの予定が、乗り換え時に方向を間違えて難波方面に行ってしまったので、そのままTOHOシネマズなんばに。
 初日とはいえ、既に人気のグッズは売り切れ状態で席も全く空いておらず、オタクの凄さを実感した。結構マイナーな作品なのでまさかこんなになっているとは思わなかった……嬉しいやら悔しいやら。

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 2本後まで席がいっぱいだったので、ギリギリ席の取れた19時になった。それまでおなじみ、なんばパークスのP2に行って鳥鑑賞&お買い物♪
 鳥グッズと、BODY SHOPのラズベリーのオードトワレを購入。早めの夕食を取ってイルミネーションを楽しんで、いざ出陣!

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 夫と観たので特典は2つずつ、複製色紙も2枚~(´ω`*)
 シールは残念ながら(ごめんなさい)両方順平とエリザベスで、シャドウのパターンまで同じ……。しかしこのシール、なんとビックリマンのイラストレーターさんによるものらしい。

 内容は予想通り色々とすっ飛ばしていたけど、上手くまとめられていてとても良かった。全く知らない人が観るとついて行けないだろうけど、ゲームをプレイした人しか行かないだろうからあれで良いと思う。
 最初は主人公がゲーム以上に無口・無礼・無愛想で焦ったけど、後半がすごくかっこ良かった。今考えると前半(=普段)の主人公は可愛い。男主人公はボケで女主人公はツッコミだったのだなと今頃気付いた。
 主人公と言うと元々熱い子が多いのに、あそこまでクールで淡々としていて口癖が「どうでもいい」なんて子は珍しい。それにもちゃんと理由があるし、これからどんどん熱くなっていくのだけど。

 ちなみに夫は4派で私は3派。夫は3は序盤をプレイ中に事故でネタバレを見てしまってやる気をなくしたらしいけど、私がいくら「そんなんでやらないなんてもったいない、大体4だってアニメから入ったんだからそんなのは理由にならない!」と言っても「暗いからなぁ……」と乗り気でない様子(それでも映画には引っ張っていったけど☆)。私は4はアニメしか観ていないけど、確かに万人向けでとっつきやすく王道という感じ。
 でも、3はテーマがテーマなだけにちょっと重くてパーティーが人間臭くてなかなかみんな仲良し!という風にはならないけど、私はそんなリアルさが好き。最後も4のような大団円ではないけど、あの悲しくも美しい終わり方が好き。

 ペルソナがそれなりに有名であることは知っていたけど、元々ゲームにはほとんど興味がないのでやろうとは思わなかった。
 始めたきっかけも、夫がペルソナ4の格ゲーをやっている時に魅力的なキャラクターを見つけて、以下のようになったからだ。

私「これ誰!? かっこいい!」
夫「3のキャラ」
私「短髪で細マッチョでボクシングとか……まんまキミ(夫)やん!こっちの方がかっこいいけど!
夫「そーいやもっちゃんPSP持っとーやろ、3はPSP版あるけんできるよ」
私「そうなんや、やろっかなー」
夫「ああ、しかもPSP版は女主人公が追加されとーけん、恋人になれるよ」
私「よしやろう

 こんなヨコシマ極まりない理由だった。
 ちなみにそのキャラとは真田明彦君。ペルソナはすごくダサいけど。映画版は下まつ毛が気になってしょうがないけど。

 こうして、これまでどこいつやぷよぷよしかやったことのなかった私の、(コンシューマー)初のRPG生活が始まった。
 説明書を読んでいきなり「なにこれ……めっちゃ難しそう……」と怖気づいたものの、やってみるとあっさり慣れて、コンシューマーRPGの完成度の高さに感動。
 丸々一ヶ月かけて1周クリアし、今は男主人公も少し進めつつ2周目の途中で止まっていて、実はまだ真田君ENDを見られていない。途中までやって選択肢を間違えてやり直したものの更にまたどこかで間違えたらしく、戦闘パートの方をかなりやり込んでいたのでモチベーションが下がってしまってお休み中(笑)。
 と言っても恋愛要素はおまけ程度で結末自体は変わらないので、単純にストーリーを楽しむなら1周で十分だったりする。ゲームとしてのやり込み要素を楽しんだり好きな人の傍でエンディングを迎えたいなら2周目以降をやると良い、という感じ。

 大袈裟かもしれないけど、この作品と出会ったのは運命だったのかなと思う。
 ゲームを始めたのは今年の6月で、祖母を亡くして2ヶ月、ようやく立ち直れてきたかなという頃だった。やるまで知らなかったのだけどこのゲームのテーマは「死」で、考えさせられることが多く前へ進む力にもなった。
 実はメインのストーリーより神木君のピンクのワニの話と最後に主人公がベンチを訪れた時の話の方がぐっと来たけど、とにかく最後はもうボロボロ(になりそうだったけど夫が横にいてからかわれそうだったので必死でこらえた)。クリアしてしばらくの間は、ED曲を聴いただけで泣きそうになった。

 あとペルソナは、何と言っても音楽が良い。
 真田君より先に音楽に惚れて(笑)、ゲームをやる前に3・4関連のCDを全部借りてあいぽんに突っ込んだ。そしてこの約半年間、主題歌とサントラ曲を延々聴き続けているけど全然飽きない。
 映画で流れたのもほとんどがゲームに使われていた曲やそのアレンジで、とにかくテンションが上がった。

 ペルソナ3 OP「Burn My Dread」
※1番はゲームのOPムービー、2番はゲーム中に再生されるアニメの組み合わせ。ネタバレだけどこれを見ただけでは全くわからないと思うので問題ないはず。しかしアニメの方はなんでこんなに絵が酷いのか……。

 ペルソナ3 ED「キミの記憶」
※ムービーと歌詞がかなりネタバレなので注意、でも好きなので載せちゃう。

 ペルソナ4 OP「Pursuing My True Self」

 綾時の「人は……死ぬものだよ」というセリフと、チドリの「死なんて、あした目が覚めないだけ……ただそれだけじゃないの」というセリフ、EDの歌詞「夢の中 目覚めたら また逢えるよ」というフレーズがずっと心に残っている。
 ちょっと癖があるかもしれないけど、何かしら残るもののある作品だと思うので、普段ゲームに馴染みのない人にも是非プレイしてみてほしいと思う。

 PS2の人形劇+リメイクムービー+PSPの追加要素+FESのVita版出ないかなぁ……Vita持ってないけど出たら絶対買う。
 そして昨日5の発売が発表されたけどこれもPS3のみとか……夫しかできないじゃないか!借りてやるにしてもテレビはリビングにしかないし。
 横で指をくわえて見ているか、大人しく移植を待つしかないのか……。

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