マタハラ?

 少し前に、ある女性が妊娠によって降格させられたことに対して裁判を起こしたという話があった。
 この話題を含む産休・育休問題については当時一週間かけてアホみたいに長々と書いた下書きがあるけど、それはまたの機会に。

 個人的にはこれをマタハラと言うのにはちょっと違和感がある。
 でも単純に否定しているわけでもなくて、それぞれが以下のようにすれば良かったのではと思っている。

【会社側】
 これは当然だけど、降格の件を本人に知らせておく。
 復帰後しばらくして、復帰前と同じように働けるようなら管理職に戻す(これも伝えておく)。

【本人】
 想像でしかないけど、「おめでたいことだし、産休・育休は当然の権利なので何も気にすることなく堂々と休んで良い」という振る舞いだったのではないかと思う。
 当然の権利ではあっても、「迷惑をかけるのでどのような処遇になっても構わない」くらいの気持ちで、それを会社側にも伝えておけば良かった。本当に必要な人材ならそこで色々考えてもらえるはず。

 私もずっと働いていきたい女性としてその手の本を読んできて、中でも「妊娠・出産をするならキャリアは捨てる覚悟で」というのが印象に残っている。その記載があった本を読んだ当時は学生だったので「ふーん、そうなのか」くらいにしか思っていなかったけど、今ならわかる。
 出産は女性にしかできないので、いくら男女平等を訴えたところで完全に同じにすることはできない。他の社員にとって誰かの出産なんて言ってしまえば他人事なので、よっぽど仲の良い人でない限り、逆に疎ましく思われても仕方ない。
 こんなことを言うと「お前は管理職でも何でもないし妊娠・出産の経験もないからわからないだろう」と言われそうだけど、もちろん私も辞める覚悟はある。自分なんかの結婚や妊娠・出産を周りが本心から祝福してくれるなんて思っていないし、会社でも今の役割が自分でなければいけない理由はない。もし妊娠を理由に辞めろと言われても、色々お世話になってきた会社なので、自分はそれまでの人材だったのだと受け止めることができる。
 でもチラッと相談したところ、安心してどんどん産んでくれと言われたので(笑)少し気持ちが軽くなった。

 って結局長文になったー(;´Д`)
 まあそんな感じで、双方の気遣いが必要だと思います!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください