ボクシング始めます

 それはもう実に様々な覚悟や犠牲が必要だったけど、ボクシングにおいて自分のやりたいことを実現できる年齢には制限があるので、やっておかないと絶対に後悔すると思った。
 もう一つそれなりの年齢制限があることもあるけど、まずはこちらを2年間やってみてからにする。

 で、早速目当てのジムの見学に。

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 安定の方向音痴っぷり。
 と思ったけど、スマホの現在位置表示・磁石機能に頼らなければ案外普通に着けることに気付いた。
 ただ、やっぱり地図をくるくる回さないと無理。わかりやすい目印もないと無理。「○○通りを北に」とか言われると脳味噌バーン。

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 着いたはいいけど、今度は入り口がわからずうろうろして完全に不審者だった。こんな感じの建物の2階なのだけど。
 1階のお店?に入って聞いてみると、裏の階段から上がれと言われた。この図ではよくわかるけど、実際はもっと距離があって超わかりづらかった。

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 そこへ、パジャマみたいなダッサいジャージを穿いたおっちゃん以上おじいちゃん未満な男性が入っていくのを目撃。
 もしかしたらジムの関係者かもと思いつつ、後ろからついていく形に。

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 やっぱり関係者だった。
 見学に来た旨を伝えると、にこにこしながら「どうぞどうぞ~」と迎えてくださった。元気そうだけど杖をついているし、なんか練習生でもトレーナーでもなさそうだし、お手伝いさんかな?
 全員で60~70人いるらしいけど私が行った時間帯は10人程度で、ほぼおっちゃんとおじいちゃんと子どもだった。

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 受付にはベルトやら何やら、壁には隙間がないほど色々貼り付けてあってカオス状態。サインや写真の他にもトレーニングメニューやら昔のランキングやら。
 道場は書道の飾りだけだったのになと思ったけど、よく考えたら空手は貼るものがないわな……。

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 このジムに入るにあたって心配なのは、ロッキーの、しかもメインテーマだけの無限ループ。これ頭おかしくなるんじゃ……(;´Д`)

 見た感じ、ひたすらシャドー、ひたすらサンドバッグなど、黙々とやっている人がほとんど。やっぱり空手とは違うなー。
 でもみんな、メニューをこなしている時以外は和やかな雰囲気だった。

 この時はプロにお目にかかることはできなかったけど、子連れの元プロがいてめっちゃかっこ良かった。
 そして改めて、やっぱり夫は上手いんだなぁと思った。高校生~おっさん未満はそうなのだと思う。

 それにしても、おじいちゃんが若い子にボディをガンガン打たせて平然としているのには驚いた。この人が会長さんかなと思ってマネージャーのおばちゃん(多分会長の奥さん)に聞いてみると、「あの人は違うよ、会長は今しゃべってるあの人」。
 ……ん?あの人ってもしかして……

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 ああああさっきの階段の人!!
 なにこの漫画みたいなオチ!
 お手伝いさんとかダッサいジャージとか思ってごめんなさああああい!!!

 このジムの女性は現時点で3人で、いずれもフィットネスが目的らしい。
 一人プロがいたけど、年齢制限を越えたので引退されたとか。ギリギリまでやったんだ……すごいな。
 女性は試合に出してもらえないジムが多いけど、ここでは主催もしているから、試合をやるならうちがいいよ!と勧めてくださった。やったね!

 昔はジムが練習生で埋まってしまうくらいたくさんいたけど、みんなサッカーなどの他のスポーツに行ってしまって、今ではすっかり少なくなったとか。なんと悲しい……。
 いや、でも60~70人は十分多いと思うぞ。

 会長さんはよくしゃべる方で(笑)すごく楽しそうにボクシングの話をされるので、本当に好きなのだなぁと思った。
 空手の師範と何となく顔が似ているような気がするし、雰囲気もそっくり。優しくて人当たりが良さそうだけど若干コワモテで、キレるとえらいことになりそうなあの感じ。奥さんも似ているし……。
 ジム全体の雰囲気も通っていた道場のようで、想像していたようなピリピリした感じはなかったので、楽しく練習できそう。

 他にもジムはパラパラあるけど、女性はフィットネス目的の人しか募集してなさそうな所ばかりだったし、会社帰りに行くにはここが一番都合がいいので、ここに決めた。
 土曜合わせて週に2~3回通いたいけど、7時半頃に行かないとまともな練習はできないので、仕事を上手く調整しないといけないな。

ですよねー

 コンタクト装着状態で試合は無理だったil||li_| ̄|○ il||li あ、ボクシングの話。
 そりゃそうですよねー。空手は寸止めだからいいけど、こっちは当てるしね。
 調べた記憶はあるけど、何か勘違いしていたのだと思う。
 しかも、ちょっとぐらいの矯正でコンタクトをしているだけなら外してやればいい話だけど、私の場合は強度の近視。外せば10cm先しか見えない、日常生活すらままならないレベルだったりする。

 私のあまりの凹みっぷりに、「オルソ(視力回復コンタクト)やってみたら? 本気でやるなら協力するけど」と言ってくれる夫。
 が、通常のオルソは15年間もコンタクトをしている私では角膜の厚さが足りないだろうし、強度の近視には向かない。やるなら進化版のオサートしかないけど、東京でしか処方してもらえない上に定期検査にも行かなければならず、価格もオルソの倍。詰んだ。
 レーシックは嫌だし、こちらもどのみち検査で引っかかると思う。

 それでも何とかできないかと、あちこちの眼科に問い合わせているけど、視力を聞いた途端「無理」(ノД`)
 せめて0.5くらいになればいいのだけど、それも難しいらしい。そもそも屈折値が高すぎて普通のオルソは適応外だし、その時点でアウトだよな。

 というわけで、ちょっとこれは大ピンチ……。
 ジムに問い合わせたところ、コンタクトをしたままでも軽いスパーならできるらしいけど、目的である試合に出られないのは痛すぎる。そういう目標があるからきつい練習にも耐えられるのに、ただの体力作りで終わっては意味がない。
 ってあれ……私、一体どこを目指してるんだろ(^ω^;)

 先日行ってきた打ち合いは、ほとんど夫のボクシング講座になったけど楽しかった(´ω`*)
 基本の構え、打ち方、動きをある程度練習してミット打ち。予想通り空手の癖が出まくりで、色々と変なことになっていたけど(;´Д`)

 そして最後の40分くらいはひたすらスパー。
 久々に向かい合ってびっくりしたのは、怖いと思ったこと。現役時代(?)は打たれるのも構わず突っ込んで行ったのに、これはショックだった。
 それは次第に慣れてきたけど、明らかに打たれ弱くなっていてスタミナ切れもやたら早くて、当然とはいえちょっとこれはなぁ……。

 ところで、ボクシング用のグローブは1~2回使ったことがあったけど、バンデージをしてつけるのは初めてだった。
 素手のままの時はすんなりできたけど……

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 「きつくて固定できない(;´Д`)」

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 「こうするんだよ(キリッ)」 ※似てません

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 「いやぁあああ!!!
  夫がやる分にはいいけどド素人の私がそんなことしたらただの中二病にしかならないぃいいい!!!」

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 「意地でも手でつける!」
 「別に普通にやればいいのに……」

 だって恥ずかしいじゃないですか。

 結局無理だったのでやってもらったけど。そして外す時も同じことになったけど。

 試合の時にセコンドがうがいをさせたりマウスピースをはめてあげたりするのはそういうことだったのかと今更気付く。
 そりゃこれでは自分でやるのは無理だわ、何も持てないし。まさにドラ○もんになった気分。
 ド○えもんはなぜか持ててるけど……。

逝ってきます

 ボクシングを始めようかと思っている今日この頃。
 空手の、しかも同じ流派の道場は近くにあるけど、色々考えた末、やるならこちらかなという結論に至った。

○中途半端どころか雑魚のままなので、とにかく対人戦で強くなりたい。

○くだらないことを考えられなくなるくらいに心身を鍛え上げたい。

○ちょっとやそっとではなくならない蓄積されたお肉をKOしたい。

○空手のようにポイント制ではなく、倒れるまでやる試合をしてみたい。

○フルコンはそういう試合だろうけど、空手をやるなら今まで通りの剛柔流がいい。

○空手に未練はあるけど、どうせなら知らない世界でさっぱり一からやってみたい。

○練習は全て個人でやるので、会社帰りに行くことも可能。

 心配なのは打たれすぎて失明したり、バカに磨きがかかったりしたらどうしようと思うことくらい(笑)。
 あと怪我はともかく、顔が変形したりするのはちょっと嫌だけど、それはもうしゃーない。ちょーっとお金がかかってしまうのもしゃーない(´;ω;`)

 一番の問題は、今の生活にそんな空手よりハードなものをプラスして、果たして続くかどうかということ。一歩を観て一時的に気持ちが盛り上がっているだけかもしれないし(笑)。
 そこで夫と打ち合いをして少しボクシングも教えてもらって、楽しい、もっとやりたいと思ったらジムに見学に行って、かつそこでわくわくすることができれば始めることにした。仕事もそうだけど、今までやってきて続いたことは全て「楽しそう」「面白そう」という判断だけで始めているので、それで良いと思っている。

 というわけで早速近くのスポーツセンターを借りてきた。こうしてどこかを借りてやるのは超久々なのですごく楽しみ。
 ジムに通わないとしても、今後もちょこちょこ打ち合いはしていきたいので、新しいマウスピースとジャージ、シューズはこの機会に揃えておくことにした。
 これまで2回しか当てることができず、しかも全く有効打ではなく、ラストもいつも「じゃあそろそろ終わるか(ボディぼこー)」「ぐ#○✕◇△÷!!(もろダウン)」というパターンだったので、そんな夫を返り討ちにするのも密かな目標だったりする(^ω^#)

 ボクシングなんか、昔テレビでやっているのを見ると怖くてチャンネルを変えたくらい苦手で、何が楽しくて殴り合っているのか全く理解できなかった。暴力は大嫌いだ。
 でも、上手く説明できないけど、殴り合いとか暴力とかそういうのではないんだよな。殴り合いだけど(笑)。空手で実際にかじってみてわかった。
 私が空手を、夫がボクシングをやっていたと言うと大抵「喧嘩の時すごそう」と言われるけど(笑)全然そうではなく、むしろやっていたからこそそんな時に使ったりはしない。
 何より、殴られることがどれほど痛くて苦しいかを知っているから、安易にそんなことはできない。なのでカッとなったらすぐ手を出してしまう人は逆に格闘技をやってみればいいと思うくらい。……まあそこは性格の問題なので何とも言えないけど。

 興味を持つきっかけをくれた夫と一歩に感謝(´ω`*)
 確かにこれまでも道場を調べたりして、またいつか通おうかなーどうしようかなーと考えていたのは事実だけど、ボクシングは選択肢になかったからな。
 とりあえず来週、早速逝ってきまーす。

 あとどうでもいいけどヴォルグさん好きです!かわかっこいい!